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AWS環境でPaloAltoを構築してみた#4 ~Webサーバおよび管理サーバの初期設定、Webサーバ構築~

前回までの手順で、各セグメントに配置する EC2 インスタンスの構築が完了しました。本記事では、次のステップでは、Webサーバおよび管理サーバの初期設定、Webサーバ構築に進めていきます。

管理サーバの初期設定

サーバへ接続

まず マネジメントコンソール にログインし、EC2 サービス を開きます。左メニューの 「インスタンス」 から「管理サーバ」を選択し、「接続」 をクリックします。

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パスワード取得

続いて、RDP クライアント を選択し、「パスワードを取得」 をクリックします。

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ローカルにダウンロードしてある キーペアファイル を指定し、パスワードを復号化します。復号化したパスワードは、後ほどログインに使用するため 控えておきましょう。

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リモートデスクトップ接続(RDP)

次に、自端末から リモートデスクトップ接続(RDP) を開き、管理サーバの ENI に関連付けた Elastic IP(EIP) を入力して接続します。

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ログイン画面が表示されたら、ユーザー名に 「Administrator」 を入力し、先ほど控えたパスワードを入力して 「OK」 をクリックします。

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接続時に証明書エラーが表示されますが、そのまま無視して 「はい(Y)」 をクリックすれば接続が完了します。

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パスワード変更

Windows サーバの検索メニューから 「Computer Management」 と入力して検索します。続いて、「Local Users and Groups」 → 「Users」 をクリックし、Administrator を右クリックします。メニューから 「Set Password」 を選択し、パスワードを変更します。

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Trustサーバの初期設定

リモートデスクトップ接続(RDP)

前提条件として、パスワードの復号化手順 まで完了していることを想定します。まだ実施していない場合は、先に上記のパスワード復号化手順を行ってください。続いて、管理サーバからリモートデスクトップ接続(RDP) を開き、Trust サーバの管理セグメント用 IP アドレス を入力して接続します。

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ログイン画面が表示されたら、ユーザー名に 「Administrator」 を入力し、先ほど控えたパスワードを入力して 「OK」 をクリックします。

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接続時に証明書エラーが表示されますが、そのまま無視して 「Yes」 をクリックすれば接続が完了します。

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パスワード変更

Windows サーバの検索メニューから 「Computer Management」 と入力して検索します。続いて、「Local Users and Groups」 → 「Users」 をクリックし、Administrator を右クリックします。メニューから 「Set Password」 を選択し、パスワードを変更します。

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ルーティング優先順位の変更

Trust サーバには 管理用とサービス用の2つの ENI がアタッチされています。
デフォルトでは通信が 管理用インターフェース から出てしまうため、他の踏み台サーバへの通信は サービス用インターフェース から出るように、ルーティングの優先順位をコマンドプロンプトから設定します。

1.現在のインターフェースリストを確認

132.png

2.サブネット 10.0.10.0/24 へのルートを追加133.png

3.管理用インターフェースのデフォルトゲートウェイ優先度を下げる
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4.サービス用インターフェースのデフォルトゲートウェイ優先度を上げる
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ポイント:metric の値が小さいほど優先度が高くなります

Untrustサーバの初期設定

リモートデスクトップ接続(RDP)

前提条件として、パスワードの復号化手順 まで完了していることを想定します。まだ実施していない場合は、上記のパスワード復号化手順を行ってください。続いて、管理サーバからリモートデスクトップ接続(RDP) を開き、Untrust サーバの管理セグメント用 IP アドレス を入力して接続します。

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ログイン画面が表示されたら、ユーザー名に 「Administrator」 を入力し、控えたパスワードを入力して 「OK」 をクリックします。

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接続時に証明書エラーが表示されますが、そのまま無視して 「Yes」 をクリックすれば接続が完了します。

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パスワード変更

Windows サーバの検索メニューから 「Computer Management」 と入力して検索します。続いて、「Local Users and Groups」 → 「Users」 をクリックし、Administrator を右クリックします。メニューから 「Set Password」 を選択し、パスワードを変更します。

72.png

ルーティング優先順位の変更

Untrust サーバにも管理用とサービス用の2つの ENI がアタッチされています。
デフォルトでは通信が 管理用インターフェース から出てしまうため、他の踏み台サーバへの通信は サービス用インターフェース から出るように、ルーティングの優先順位をコマンドプロンプトから設定します。

1.現在のインターフェースリストを確認
132.png

2.サブネット 10.0.10.0/24 へのルートを追加
133.png

3.管理用インターフェースのデフォルトゲートウェイ優先度を下げる
134.png

4.サービス用インターフェースのデフォルトゲートウェイ優先度を上げる
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ポイント:metric の値が小さいほど優先度が高くなります

DMZサーバの初期設定及びWebサーバ構築

サーバへログイン

前提条件として、管理サーバから接続するために、ローカルにダウンロードしたキーペアファイル を管理サーバ上にコピー&ペーストして準備しておきます。準備ができたら、コマンドプロンプト を開き、キーペアファイルを保存したディレクトリに移動します。その後、以下のように SSH コマンド を使用して、キーペアファイルを指定しログインします。

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静的ルート設定

Webサーバから他のセグメントへ通信するために、静的ルートを設定します。ここでは nmcli コマンドを使用して設定します。

1.現在の接続を確認
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2.静的ルートの追加
Trust/Untrust など、他セグメントへのルートを追加します。
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3.ネットワーク接続の再起動
変更を反映させるため、接続を一度ダウンしてからアップします。
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Webサーバ構築

前提条件

Web サーバを構築するにあたり、通常オンプレミス環境では ISO をマウントしてローカルリポジトリを作成することで、インターネットに接続せずとも環境構築が可能です。しかし、AWS 環境では ISO を直接マウントできないため、一時的にインターネットへ接続できる環境 を用意する必要があります。ここでは、事前に Elastic IP(EIP)を割り当て、Web サーバの ENI と関連付けが完了している状態 を前提とします。

まず、管理サーバからWebサーバへログインし、以下の手順を実施する。

1.システム更新
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2.Apache HTTPD インストール
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3.サービス起動・状態確認
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4.Web コンテンツ作成
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5.SSL モジュールインストール
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6.証明書・秘密鍵作成
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7.Apache SSL 設定
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8.Apache 再起動
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最後はWeb サーバの ENI と関連付けたEIPを忘れずに解放してください。

ここまでで、各セグメントに配置した踏み台サーバの初期設定および Web サーバの構築 が完了しました。
次回の手順では、いよいよ Palo Alto の基本設定やポリシー設定など、ファイアウォール本体の構築 に進めていきます。

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