「システム基盤構築のプロフェッショナル」レック・テクノロジー・コンサルティングJapanese | English

レック・テクノロジー・コンサルティング株式会社

技術ブログ

HOME > 技術ブログ > 月別アーカイブ: M.Y

月別アーカイブ: M.Y

シリコンバレー2日目 Computer History Museum

こんにちは。クラウド技術統括部のM.Y.です。

Google社訪問のためのシリコンバレー出張ですが、自由時間を利用して、Mountain Viewにある Computer Histroy Museum に行ってきました。
実は私は入社2年目だった2016年に Capability Tourでシリコンバレーに行かせていただいています。(その際のレポートはこちら
その際にもComputer History Museumに来ていたので、なんと2度目の訪問です。

IMG_0666.jpg

時差ボケの重い体を引きずって行ってまいりましたのでレポートします。

エントランス

IMG_0639.jpg

Revolutionの文字がエントランスに掲げられていました。
「Revolution(改革)」は当社の社名の由来の一つでもあります。
どうやら「REVOLUTION: THE FIRST 2000 YEARS OF COMPUTING」というのがメインの展示のタイトルだったようです。
親しみのあるメッセージに、展示への期待が高まりました。

展示

メインの展示は、そろばんからスマートフォンまで、コンピューティングの歴史を年代順に紹介している展示会です。
私の独断と偏見で選んだ興味深かった展示を5つ、ご紹介します。

定規

IMG_3304.png

コンピューターの始まりは計算機です。
最初は計算尺という定規のような計算機です。
館内にもデモ用の計算尺が用意されていて、実際に計算を試してみることができました。
対数を利用しているようですが、これを考え出すのもすごいなと思ってしまいます。

なお、パンチカードを使った電子計算機が出てきたときには「150人の追加のエンジニアに相当する」というのが売り文句だったようですよ。

500.png

IBM System/360

IMG_0018.png

IBMのメインフレームの主流になった最初のマシンです。
それまでの製品では互換性のないマシンが使われていたので、拡張可能なシステムを構築するのには適していませんでした。
System/360はプログラムや周辺機器に互換性を持っていたことで、業務の規模の拡大に合わせて上位機種へ移行するということができるようになったそうです。

そばにはテープデバイスもありました。

IMG_0020.png

ところで、テープが初めて出てきた当時、それまでのパンチカードとちがってテープの状態では人がデータを見ることができないので、テープは信用できない、という扱いだったようです。
新しい技術が出てきたときに抵抗があるのは今も昔も変わりませんね。

プログラミング言語のチャート

IMG_0026.png

何千ものプログラミング言語のうちの150のものについて、言語同士の影響関係を描いた図です。
写真の中にはありませんが、インフラエンジニアである我々にも馴染み深い「awk」や「sed」も書かれていました。
awk や sed は単なるコマンドのように考えてしまいがちですが、プログラミング言語なんですよね。

Cisco社のルーター

IMG_0047.png

でっか!!というのが初見の感想です。
ちなみにCiscoという名前ですが、San Franciscoから取られているんだそうです。
マシンに描かれている模様もゴールデンゲートブリッジですね。

Googleの初期のラック

IMG_0045.png

ちょうど前日の会食の際に、Googleの方から「Googleの初期のラックがComputer History Museumにある」ということを伺っていたので、見るのを楽しみにしていたものの一つです。
ケーブルすごいな、というのが第一印象でした。
これが特徴的だったのは、産業用の構成済みのサーバーラックを利用していたのではなく、一般的なコンポーネントを組み合わせて作り上げているということです。
たしかに、これ以外の展示ではメインフレームのような1台の巨大なマシンになっていましたが、これは違います。
今日では当たり前になっている。廉価なマシンを組み合わせて1つのシステムを作るということをやっていた、ということなんですね。

Tips

ところでわたくし、恥ずかしながら英語がまったくできません。
今回のComputer History Museumはアメリカの博物館なので、当然説明書きは全て英語です。
じゃあ説明を何も理解できなかったんじゃないの?と思われるかもしれません。

そんな私に強力な武器がありました。
Googleレンズです。

なんと、カメラで写した画像から文字を認識し、日本語に翻訳することができるのです。
写真を撮ってアップロードするのではなく、カメラを向けるだけでよいのでとても便利です。
スマートフォンからは「Google アプリ」から利用できます。

IMG_3636.jpg

体感的にはかなり自然な日本語に翻訳してくれていました。
外国語に困る機会があれば是非使ってみてください。

終わりに

当社代表の紙屋は長年IT業界にいましたので、展示物を見ながら当時の情勢なんかを解説してくれていました。
私は知らないことばかりでしたが、解説を聞きながら展示物を見ることでより当時に思いを馳せることができたような気がします。
展示物が膨大でどれもとても興味深かったので、最後は早足になってしまったのがちょっと残念です。

ところで、展示の中には「仮想化」や「クラウド」という言葉はありませんでした。
コンピューターというマシンの歴史からいうと仮想化は単なるソフトウェアでしかなくその下で動いているマシンに変わりはない、ということなのか。
単純に仮想化やクラウドが主流になる前に作られた展示から更新されていないのか。
もしかしたら、次に行った時には展示が更新されてクラウドのコーナーなんかも出てくるかもしれません。

このブログを読んでくださった皆さんも、シリコンバレーに行った際には是非訪れてみてくださいね。

シリコンバレー2日目 Computer History Museum

シリコンバレー1日目 Apple Park Visitor Center

こんにちは。クラウド技術統括部のM.Y.です。

Google社訪問のためのシリコンバレー出張ですが、自由時間を利用して、Apple Park Visitor Center に行ってきましたのでレポートします。

サンノゼ到着

IMG_0001.png

当社は経費には敏感で、海外出張もコストを重視し安くなるのであれば、その分参加人数を増やせるため、そちらを選択します。
今回のシリコンバレーは最近話題のJALのLCC「ZIP AIR」を利用しました。22年12月就航以来サンノゼー東京便には、サンフランシスコに在住する米国人も高速で1時間近くかかるサンノゼまで車を走らせる程人気とのこと。しかも、LCCでは珍しくボーイング「787」。
更にシリコンバレーのGoogle本社へ訪問することを考えれば、宿泊先のサンタクララに近いサンノゼ空港が断然便利。
そんなわけで、成田を3/11 16:00頃に出発して、3/11 の8時頃ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港に降り立ちました。
時差が17時間ですので、日本時間に直すと3/12の1時頃になります。
飛行機の中で寝ようにも、普段寝る時間ではないのでほとんど眠れず、カリフォルニアの朝日がまぶしい。。。

ちなみに当社代表はスケジュールの都合で1日遅れでサンノゼ入りです。

Apple Park Visitor Center

せっかくサンノゼに来たということで、Apple Park Visitor Center に行ってきました。
Appleの本社に隣接した、誰でも入れる施設です。

IMG_3289.png


上司が撮った渾身の1枚がこちら。

IMG_4654.png

建物

IMG_3270.png

全面ガラス張りの建物です。
青い空と、木々の緑が美しいです。

ショップ

IMG_3271.png

最新のiPhoneやiMac、Tシャツなどのグッズを購入することができるショップです。
タイミングが合わなくて見ることはできませんでしたが、iPhoneを使った写真の撮り方の無料セミナーをやっていることもあるようです。

ジオラマ

IMG_3277.png

この施設の一番の目玉であろう、ジオラマです。
白っぽい無機質な塊で、なんだろうと思っていたところ、スタッフの方にiPadを渡されました。
そのiPadをジオラマにかざすと、リアルな映像が映し出されました。

IMG_3274.png

AR(拡張現実)という技術を使っているそうです。
建物部分をスワイプして、建物内の様子も見ることができました。
さらに時間帯を変更したり、風の流れや太陽光パネルの様子も見られたり、とApple Parkをバーチャルで一望できる展示になっていました。

テラス

IMG_3281.png

建物の2階がテラスになっています。
アップル本社の建物を一望できるのかと思っていましたが、本社の建物がちょっと見えるくらいでした。
テラスと言っても2階なので、考えてみたら当たり前ですね。

カフェ

IMG_3284.png

開放的なカフェスペースがありますので、見て回ったあとはコーヒーを飲んで一休みできます。

おわりに

もうちょっとアップル本社の建物「宇宙船」の傍によれるのかなと思っていたのですが、セキュリティっぽい建物があったので近寄ることができませんでした。
辺りにアップルマークのついた看板がいくつもあって、この周辺一帯アップルの施設が占めているんだなと感じられました。

シリコンバレー1日目 Apple Park Visitor Center

シリコンバレーGoogle本社訪問記その2

こんにちは。クラウド技術統括部のM.Y.です。

前回のシリコンバレーGoogle本社訪問記はご覧いただけましたでしょうか。
まだの方はぜひ、リンク先からご覧くださいね。

5日間のシリコンバレー訪問も4日目。5日目は午前中の便で帰国するため、実質最終日です。
この日も前日同様Google社のオフィスでミーティングでした。

前日とは異なりオフィスツアーをしたわけではありませんが、昨日とは異なるオフィスでまだまだ興味深いものがたくさんありました。
そこで、Google本社訪問記その2として共有させていただきます。

モーニング@MP6

Googleの方にお声がけいただき、前日にランチでも利用したMP6のカフェテリアで朝食をいただきました。
朝8:00頃からオープンしていて、ランチほどではありませんがメニューも豊富です。
ホテルや軽い飲食店で食事をするとポテト以外の野菜がなかったり、あっても美味しくなかったりしてあまり野菜を食べられずにいました。
Google社のカフェテリアではサラダやフルーツもしっかり用意されているので、安心です。

IMG_3429.png

MP3でミーティング

この日のミーティングは「MP3」という建物の会議室を利用させていただきました。

IMG_3440.png

MP6同様8階建ての建物です。
会議室は3階でしたが、5階にはコーヒースタンドがあり、カプチーノやカフェモカなどのドリンクが飲み放題でした。

IMG_3442.png

窓から、MP6の建物が見えます。
敷地内にプールやバスケットコートもあるんだとか。

サーバーラック in コンテナ

ランチをとるカフェテリアに移動しようとしたところ、コンテナのようなものがありました。
近寄ってみてみると、サーバーラックが展示されています。

IMG_3431.png

ガラスには以下のように書かれています。

The Google Data Cneter is housed in a refurbished 40 foot shipping container. It provides the necessary power, cooling and human occupancy systems for the most efficient operation of computing and networking equipment. After being manufactured in the Bay Area the container was slowly driven to Atlanta for population before its final deployment in Lithia Springs, Georgia. When you use Google products the servers in out Data Centers do the work for you, around the clock and arount the world.

私は恥ずかしながら知らなかったのですが、Googleは輸送コンテナから構築されたModuler Data Centerの特許を取っており、一部のサーバを収容するために使用しているものだそうです。
大分古い動画ですが、Google container data center tourという動画も公開されています。

サーバーラックをコンテナに収容して移送しよう、なんてすごいアイディアですね。

ランチ@MP1

IMG_3434.JPG

「お米が食べられるところ」ということで案内いただいたカフェテリアです。
他のカフェテリア同様、ここもビュッフェスタイルでランチをいただくことができます。

sushi

IMG_3435.png

このカフェテリアでの目玉はなんとsushiが食べられることです。
写真だとわかりにくいですが、回転ずしのカウンターのようになっていて、レーン上をお皿や薬味が回っています。

IMG_3435_2.png

メニュー上はおにぎりと巻きずしがあったようです。
おにぎりは売り切れていたようで見ることができませんでしたが、幸運にも巻きずしの方をゲットしました。

人気メニューなのか、代表の紙屋と上司の中川は入手できなかったようです。
当社は上司に遠慮するということをしないので、私は自分だけ食べるという暴挙に出ました。
(大変自由な社風のおかげでお咎めなしでした。)

IMG_3437.JPG

具はサーモン。メニュー上はReverse Roleと書かれていたとおり、海苔は内側に巻かれています。
かかっているソースが思いのほか辛かったです。

午後

ランチ後も午前中同様MP3でのミーティングを行い、予定された全プログラムを終えました。
この日の夕食は、AVAYA社のご厚意で日本食が食べられる居酒屋でいただきました。
メニューも日本語です。

日本で食べるのと遜色ないごはんとお酒に舌鼓を打ちながら、今回のツアーを振り返りました。

IMG_3446.JPG

おわりに

2回にわたってGoogleオフィス内の様子をレポートさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。

2日間、Google社やAVAYA社のセッションを聞かせていただき、コンタクトセンタービジネスにおけるクラウドの可能性を強く感じることができました。
当社はこれまでコンタクトセンターに関する実績はありませんが、今後インフラの観点から関わっていきたいと考えています。

シリコンバレーGoogle本社訪問記その2

シリコンバレーGoogle本社訪問記

こんにちは。クラウド技術統括部のM.Y.です。
Googleの方にお声がけいただき、なんと海を越えアメリカ・シリコンバレーのGoogle本社に来ました!


3/11-15のスケジュールで、Googleさん、SCSKさん、Avayaさんとの協業ミーティング参加が目的です。

到着日の3/11(土)は4社で会食(キックオフディナーと言ったところでしょうか)、翌日の3/12(日)は当社メンバーだけでコンピュータの聖地シリコンバレーに来たからには訪問すべきComputer History Museumに行きました。(この訪問は後日UPします)

3日目の今日3/13がメインイベントの1つで、Google本社でこれからの協業ビジネスについてミーティングしたあと、Googleのオフィスを案内していただきました。
せっかくなのでアメリカから、ブログを読んでいただいている皆さんにも共有します。

今回オフィスツアーで回ったルートはマップをご覧ください。ちなみに移動はすべてUberです。

\

MP6

Googleのオフィスの1つで、MP6というオフィスです。
主にGoogle Cloud部隊の拠点で、入口にもGoogle Cloudという看板がありました。

IMG_0053.png

入り方がわからず右往左往していたら日本語ができる親切な社員の方が案内してくれました。
Googleの方は親切でフレンドリーな方が多いです。


Googleに限らず、シリコンバレーのどこの企業のオフィスも超高層ということはありません。
さすがアメリカ、広い土地を有効活用した解放感のある街並みです。
このMP6も8階建ての建物です。
ミーティングには2Fの会議室を利用させていただきましたが、部屋の名前が映画のタイトルになっていて、会議室の中にも映画のポスターが描かれていました。

IMG_0686.jpg


ミーティングを受けての技術の話はまた後日ブログにしてアップしたいと思います。

ランチ@カフェテリア

IMG_3334.png

ビュッフェ形式でご飯が食べられるカフェテリアです。
連日のヘビーなご飯と予想外の朝食からのリカバリのためにソフトなメニューをチョイスしました。

IMG_3339.png
Miso Soup with Noodleです!
味噌ラーメンかな?と思いましたが味噌汁にソフトなうどんが入っているような感じです。
疲れた胃に染み渡る出汁の味でした。

Google Merchandise Store

GoogleやGoogle製品のロゴが入ったグッズを扱うショップです。

IMG_0062.png


コロナ以前は一般の方も入ることができたようなのですが、現在はGoogleの方のアテンドなしには入れなくなっています。
Tシャツやステーショナリー、犬の首輪などなど...多種多様なグッズがありました。
Googleの方ならロゴ入りグッズはもらえるのでは?と思いましたが、もちろん配られることもあるけどやっぱりGoogleが好きなので自分でも買うんだそうです。社員の方もいっぱい買われていました。
こういう一人ひとりの社員の会社や技術への愛が会社を大きくするんですね。

Bay View 200

Googleの一番新しく作られたオフィスで、設計からGoogleが実施した、という建物です。

IMG_3343.png

不思議な形の屋根が目を引きます。
すべてソーラーパネルになっていて、必要な電力の40%ほどを賄っているとか。
Googleはサステナブルであることも大事にしているんですね。

1Fは会議室やフリースペースなどコミュニケーションしながら仕事をするスペース、2Fは静かに一人で仕事をするスペースで立ち入りできないスペースでVisitorは立ち入り禁止のスペースでした。

こんな会議室で会議してみたいです。

IMG_3359 (1).JPG


1Fと2Fは吹き抜けになっているので、騒音防止のために10人以上での行動は禁止されています。

IMG_3355.png

至るところに不思議なオブジェや装飾がありました。
画像はすべて自動車のボンネットで作られたというオブジェです。

IMG_3349.png

Bay View 100

Bay View200に隣接した建物で、200と似たような造りになっていますが200よりも大きな建物です。
Pedal ParkというG Bikeが置かれたコーナーがありました。
G BikeというのはGoogleオフィス間の移動にも利用できる自転車ですが、ここではこの場所に固定されています。
なんと自家発電でスマホの充電ができるようになっています(type-C限定)!!

IMG_3379.JPG

弊社メンバーは全員iPhoneユーザーのために充電を試せませんでしたが、弊社代表の貴重な?自転車姿を見ることができました。

ところでこのBay ViewのRest Roomには男女の表記がありません。
Gender NeutralなRest Roomですべて個室になっているそうです。
近頃日本でもトランスジェンダーが話題になっていますが、Googleはジェンダーフリーへの取り組みを既に進めていることが実感できる設備ですね。

IMG_3361.png

また、建物内のところどころにMicro Kitchenという飲み物や食べ物を入手できるスぺースがあります。
IMG_3351.png

冷蔵庫の一番下の段だけスモークガラスになっています。
これは甘い炭酸飲料などのヘルシーでないものは目につきにくくなっているそうです。
健康への気遣いなんですね。

Google Plex

最後はGoogleの本社、Google Plexです。

IMG_3400.png

残念ながら中に入ることはできませんでしたが、ニュースなどでよく使われる見覚えのある建物にテンションが上がります。

IMG_3408.png
白いロゴのついた建物は、そのときの一番コアなサービスを担当しているチームが入居しているんだとか。
じゃあ今入っているチームは...?というとAI/MLのチームなんだそうです。
普段私はGoogle Cloudを扱うチームにいて、日々GoogleのAI/ML技術のパワーを感じているので納得という気持ちでいっぱいです。

Google Plexのカフェテリアには、Googleカラーのライトで照らされた小さなステージがあります。

IMG_3404.png

Google にはTGIF(Thanks Google It's Friday)という全社ミーティングのイベントがありますが、かつてはこのステージでGoogle創業者のラリー・ペイジ氏やセルゲイ・ブリン氏がマイクを持ってGoogleのビジネスについて話していたんだとか。
質問にもその場で答えてくれるような、対話型のイベントだったそうです。
そういう風通しのよい文化が、良い技術やサービスを生み出して、Googleをこんなに大きな会社に成長させたんだろうなと思いました。

帰り際、Uberの配車を待っていると、道路の標識が「Google」になっていることに気が付きました。

IMG_3420.png

SunnyvaleやMountain ViewにはGoogleのオフィスがいくつもありますが、やはり一番古くからあるこの場所が、Googleの中心なんでしょうね。
Googleの最新と歴史を感じられるオフィスツアーでした。

おわりに

いかがだったでしょうか。
私にとってはGoogleの空気や文化に触れたことで、よりGoogleに親近感が湧きました。
もっとRe:QのGoogle Cloudのビジネスを大きくして、Google Cloudを広めていきたいという気持ちです。

少しでもシリコンバレーの、Googleの空気が伝わっていたなら幸いです。
日本に帰国したらまた改めてブログで今回の旅と今後のRe:Qのクラウドビジネスをご紹介したいと思います。

シリコンバレーGoogle本社訪問記

Top Award Tour 2017 ~New Caledonia Part1~

こんにちは。エンジニアの吉田です。

新卒入社から早いもので今年3年目を迎えました。
昨年のCapability Tour2016(Silicon Valley)に続き、今回は初めてTop Award Tourに参加させて頂きました。

▽▽▽▽▽ Top Performer Award Tour(通称:Top Award Tour)とは ▽▽▽▽▽

前年度、会社の業績に大きく貢献した社員に贈られる海外研修旅行です。
2012年のシンガポールに始まり、ハワイ、オーストラリア…と今年で5回目です。
若手でも選ばれる可能性が十分にあるため、選ばれることを目標の1つとして、みんな
毎年頑張っています。昨年度に対する褒賞で、旅行は今年度になりますので、
Top Award Tour 2017と表記しています。
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

今年のTop Award Tourは日本人に人気のニューカレドニアで、5/17~5/21(3泊5日)の日程でした。本日はニューカレドニアで見聞きしたことをご紹介したいと思います。

ニューカレドニアは成田空港から直行便で約8時間、オーストラリアの東に位置するフランスの海外領土です。美しい海やサンゴ礁とゆったりと流れる時間を楽しむ「生命の洗濯をするところ」だと聞いていました。本当にのんびりとした時間を楽しみリフレッシュすることができた旅だったと感じています。

テニア島ツアー

そんなニューカレドニアで、それぞれツアーに参加したり、マリンスポーツをしたりと、思い思いの時間を過ごすことができたのですが、私を含む女性陣3人は「テニア島日帰りツアー」に参加しました。

ホテルのあるアンスバタビーチから車で約90分移動し、そこからボートで無人島であるテニア島に向かうツアーです。運が良ければイルカが見られる!という文句に誘われて参加しました。

移動日となった初日、ニューカレドニアのホテルに到着した頃には既に日が変わっていました。一頻り部屋の豪華さや間取りに大はしゃぎして就寝したのは2時近く…にもかかわらず、まさかの7時集合。お天気は生憎の曇り空。車で移動中にどんどん悪化し、気がつくと雨が車窓を叩いていました。どうなるんだろう…と不安になりながらも睡魔には勝てず全員爆睡。目が覚めて間も無くビーチハウスに到着すると、真っ青な空と海が待っていました。

IMG_4768_02

そこからボートでテニア島まで約20分。「濡れてもいい格好」とは言われてましたがまさか島に着く前に濡れるという意味だとは思わず、揺れるボートと上がる波飛沫で、島に着く頃にはびしょ濡れになってしまいました。行き帰りのボートが一番の大イベントだったくらいかもしれません。イルカのスポットにも寄ってくださったおかげで、たくさんのイルカも見ることができました。(イルカの写真を添付しようと思ったのですがまともに撮れた写真が一枚もありませんでした…涙)

島に着いてからはのんびり自由に過ごしました。シュノーケリングでサンゴ礁や魚を眺めたり、辺りを散策したり。砂に絵を描いたり、砂でお城を作ってみたり。海や自然しかない場所で、本当にのんびりとした時間を過ごしました。

IMG_4788

帰りもまたボートに揺られたのですが、ビーチハウスに帰り着く直前、なんと大きなマンタを見ることができました。ガイドさんの話では今年マンタが見れたのは初めて、とのことで、かなり得した気分です。

IMG_4848_02

天気も運にも恵まれたとても楽しいツアーでした。

ヌーメア市内観光

旅行3日目はヌーメア市内を周るバスツアーに参加しました。他の参加者は、新婚らしいカップルか、定年退職された熟年夫婦という中でちょっと浮いてたアラサー独身女性3人組が我々です。第二次世界大戦時に日本軍が攻めてくるのに備えて大砲が配備されたというウエントロの丘、マルシェ、ウォールアートが圧巻なFOLの丘、スーパーマーケット、水族館などを回りました。

IMG_4868

日本人のガイドの方が案内してくださったので、場所の由来やニューカレドニアの歴史についても知ることができる、短い時間でしたが盛りだくさんのツアーでした。

そこで聞いたエピソードを一つご紹介します。

Re:Qメンバーの何人かも行っていましたが、ニューカレドニアにはイル・デ・パン島という島があります。「イル・デ・パン」とは「松の島」を意味し、ジェームズ・クックがこの島を発見したときに、松が自生しているのを目撃したことに因んで名付けたそうです。しかしジェームズ・クックが目撃した「松」はナンヨウスギという「スギ」なのだそうです。ちなみにニューカレドニアという名前もジェームズ・クックがグランドテール島(ニューカレドニアの本島)の風景が祖国スコットランドの風景に似ているという印象を抱いたことから名付けられたということです。

最終日のAward Dinner

旅行3日目の夜は、Award Dinnerです。Award Dinnerは毎年恒例で、味・雰囲気共に地元で人気の高いレストランで全員で食事を頂くというものです。短パン、ビーチサンダルなどはNGといったドレスコードがあるお店に行くことが多いそうです。

今年は、藁葺き?のような屋根が特徴的な水上レストランでフレンチを頂きました。まさにリゾートですね。

IMG_4902

旅行全体を通じてエビとパンをたくさん頂いたのですが、ここで頂いたパンがとっても美味しかったです。エビは特にたくさん頂きました。ニューカレドニアの美しい自然の中で育てられた海老が「天使のエビ」としてブランド化されていて、これが甘くてとっても美味しいのです。ボイルしてマヨネーズをつけただけでこんなに美味しいなんて!!目から鱗です。この日頂いたエビも本当に美味しかったです。

IMG_4913_02

美味しいお料理と(私は)ほんの少しのお酒とでニューカレドニアの夜を満喫することができました。


まとめ

以上、ニューカレドニアで体験したことをお伝えしてきましたが、お読みいただいた皆様にきちんとお届けできたでしょうか?

都会の喧騒を忘れのんびりした時間をすごし心身ともにリフレッシュし、またお酒が入った先輩たちから仕事に対する熱い想いを聞き、自分ももっと頑張らなければならないと思わされました。

今年も早いもので既に半分が過ぎ去っています。
来年もこのAward Tourに参加できるように日々のお仕事を頑張っていきたいと思います。

Top Award Tour 2017 ~New Caledonia Part1~

Capability Tour 2016 ~Silicon Valley Part.2~

こんにちは。Re:Qの吉田です。

Part1のブログを執筆している先輩猪口と共に、私もCapability Tourに行ってまいりました。

Part1でも猪口が説明をしていますが、今年は初回ということもあり、改めてここでも説明したいと思います。

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ Capability Tourとは ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

Capability Tourとは、IT業界をリードしている、あるいは近い将来するであろう企業を
訪問し、最新技術や、様々な取組みについて見識を広めるためのツアーです。
Top Performer Award Tourよりも少数精鋭で、特に将来に期待の高いメンバーがノミ
ネーションされるようです。

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

このブログでは、Capability Tourで経験したこと、私が感じたこと等をお伝えします。

技術が大事!

最も印象的だったのは、Oracle本社です。

「データベースの形をしていることで有名」と現地のガイドの方が紹介して下さいました。
建物自体カッコよく印象的ではあるのですが、最も印象に残った理由はそこではありません。

IMG_0343_02

建物の外観は勿論、快適なワークスペースがあるこちらのビルには開発・技術系の部署が入っており、営業などの部署は道路の反対側の比較的小さなビルに入っているそうです。これは「技術があれば営業はいらない」というOracleの創業者ラリー・エリソンの考えに基づいているそうで、世界有数の大企業になっても創業当初のその精神を受け継いでいることが最も印象的でした。

訪問にあたっては、猪口が既にふれている通り、Oracle Database 12c R2の新しい機能について色々お話を伺えました。私自身はデータベースが専門ではないのですが、クラウド向けの機能は非常に興味深かったです。AWSなどのクラウドを活用する日本企業も増えてきていますが、今後日本にもデータセンターができたら、Oracle Cloudを使うユーザーも増えてくるのではないでしょうか。

そういった製品技術のほか、アメリカでの技術者の働き方についても伺えました。
アメリカの技術者は終身雇用ではなく、プロジェクトごとに雇用することがほとんどだそうです。Googleのような大企業であっても、です。何となく知ってはいましたが、Googleのような大企業であってもそうなのかと少し驚きました。技術者は、自分がよりステップアップできるプロジェクトに挑戦する権利を有する一方で、自分の技術力を常に向上させていかなければ仕事がなくなるというシビアな環境にあることを痛感しました。

他の企業では、特定の技術ではなく今どんなところにマーケットがあるのかというようなビジネス動向についても聞くことができました。ちょっと前にでてきたUberの事例についても伺いましたが、IT技術でドライバーと利用者をマッチングさせるとても効率的な試みだと思います(その後偶然、Uber Foodも見かけました)。

IMG_0600_02

ビジネス動向について話を聞いた際は、ITの個々の技術ではなく、その技術がその先どうやって使われるのかということについて考えさせられました。普段日本で仕事をしていると目の前のことでいっぱいになってしまい、構築したシステムがどう使われるのか、どういうところを変えたらより効率的により良くなるのか、ということまでは考えられずにいました。しかし、IT技術を使うからには何らかの目的があるわけで、それを実現するための手段が技術なのだということを強く感じました。

私は技術者である以上、エンドユーザの望みをかなえられるようなシステム、そしてそれを実現するための技術をもったエンジニアにならなければならないんだと、ひしひしと感じました。Re:Qでも、常日頃から技術を身につけろ、技術を大事にしろと言われ、そのための経験やトレーニングを積む場を与えられてきましたが、改めて技術の大切さを感じる貴重な機会となりました。

ごはん事情

さて、ここからはごはん事情について書きたいと思います。
初日の昼食はデニーズでいただきました。

夕食がステーキの予定だったので、皆さん軽めにサンドイッチなどで済ませていました。私も軽めにしようと思いつつ、美味しそうだったのでパンケーキのプレートを注文しました。しかしこのプレートに思わぬ苦戦を強いられることになりました。。

IMG_0311_02

なかなか写真では大きさが伝えにくいですが、メニュー写真ではワンプレートにすべて収まっていたはずなのに、実際にやって来たのはプレートを占拠するお好み焼きのようなパンケーキと、それよりも大きなプレート一面にのった十分過ぎる量の付け合せでした。なんとか完食したものの、肝心な夕食のステーキは少ししか頂けませんでした。。。

2日目の夕食は人気のレストランだというFISH MARKETで頂きました。
目の前に出されると(嫌いなもの以外)完食しようとしてしまう私ですが、前日の反省を踏まえて、食べきれない分は残させてもらいました。しかし、最後に追い討ちをかけてきたのがデザートのアイスクリームです。

IMG_0370_02

日本でデザートとして出てくるアイスでこんな山盛りなのは見たことありません。4~5個くらい入っていました。付け合せが軽いウエハースではなく、バターたっぷりの重くてチョコレートコーティングされたクッキーなのもびっくりです。

最後の晩はFisherman's Wharfの中で、一番奥にあるオーシャンビューが素敵なレストランでした。
メニューも魚介が中心で、とても美味しかったです。特に牡蠣が濃厚で最高でした。私はお酒があまり得意ではないので、先輩たちがお酒を召し上がるなか、レモネードを頂いてました。このレモネードがとっても美味しかったのですが、全部飲みきる前にウェイターに無言で下げられてしまってガッカリしていたところ、なぜか何も言わずに2杯目が出てきてびっくり。水の代わりにレモネードを飲まれるのでしょうか…?

ちなみにそのレモネードが気に入った私は、プレーンを1本だけ買って帰りました(注文の際に、プレーンかストロベリーか聞かれ、メーカの目星が大体ついていたので助かりました)。更にその後、日本でも注文できないかな~とグーグル先生に尋ねてみたところ、コーラよりカロリーが高いという噂がでてきて唖然・・・ブラウザをそっと閉じました。。

そんなこんなで「おなかすいた」という感想が一切でてこない6日間でした。
帰国当日と翌日はほとんど何も食事がいらないくらいで、その後も食欲不振に陥ったおかげか体型は変わらずにすみました。

まとめ

シリコンバレーは、とても青い空が印象的です。
雲ひとつない快晴というのはこういうのを言うのだな、と実感できる本当に雲ひとつない青空でした。また道路が広く長く、高層ビルもないので、その空の青さ・広さがより際立ちます。

スタンフォード大学の豊かな緑とレンガ色の建物とのコントラストもとても美しかったです。

IMG_0522_02

そんな広々とした、でも厳しい環境の中、昔も今も新しい技術とビジネスが展開されている様を体感できた旅となりました。

IMG_0465_03

IMG_0467_03

帰国直後は日本の蒸し暑さと駅の人ごみに辟易としましたが、
技術者にとっていかに技術が大切か、そしてそれ以外にも感じた様々なことを、日常に埋もれさせることなく、今後の業務に生かしていきたいと思います。

IMG_0472_03
HP Garage. 初心を忘れずに。

Capability Tour 2016 ~Silicon Valley Part.2~
資料請求・お問い合わせはこちら

▲ ページトップに戻る

技術ブログ

2023年8月
« 7月  
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
採用に関するお問い合わせはこちら