こんにちは。Re:Qの吉田です。
Part1のブログを執筆している先輩猪口と共に、私もCapability Tourに行ってまいりました。
Part1でも猪口が説明をしていますが、今年は初回ということもあり、改めてここでも説明したいと思います。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ Capability Tourとは ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽Capability Tourとは、IT業界をリードしている、あるいは近い将来するであろう企業を
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訪問し、最新技術や、様々な取組みについて見識を広めるためのツアーです。
Top Performer Award Tourよりも少数精鋭で、特に将来に期待の高いメンバーがノミ
ネーションされるようです。
このブログでは、Capability Tourで経験したこと、私が感じたこと等をお伝えします。
技術が大事!
最も印象的だったのは、Oracle本社です。
「データベースの形をしていることで有名」と現地のガイドの方が紹介して下さいました。
建物自体カッコよく印象的ではあるのですが、最も印象に残った理由はそこではありません。
建物の外観は勿論、快適なワークスペースがあるこちらのビルには開発・技術系の部署が入っており、営業などの部署は道路の反対側の比較的小さなビルに入っているそうです。これは「技術があれば営業はいらない」というOracleの創業者ラリー・エリソンの考えに基づいているそうで、世界有数の大企業になっても創業当初のその精神を受け継いでいることが最も印象的でした。
訪問にあたっては、猪口が既にふれている通り、Oracle Database 12c R2の新しい機能について色々お話を伺えました。私自身はデータベースが専門ではないのですが、クラウド向けの機能は非常に興味深かったです。AWSなどのクラウドを活用する日本企業も増えてきていますが、今後日本にもデータセンターができたら、Oracle Cloudを使うユーザーも増えてくるのではないでしょうか。
そういった製品技術のほか、アメリカでの技術者の働き方についても伺えました。
アメリカの技術者は終身雇用ではなく、プロジェクトごとに雇用することがほとんどだそうです。Googleのような大企業であっても、です。何となく知ってはいましたが、Googleのような大企業であってもそうなのかと少し驚きました。技術者は、自分がよりステップアップできるプロジェクトに挑戦する権利を有する一方で、自分の技術力を常に向上させていかなければ仕事がなくなるというシビアな環境にあることを痛感しました。
他の企業では、特定の技術ではなく今どんなところにマーケットがあるのかというようなビジネス動向についても聞くことができました。ちょっと前にでてきたUberの事例についても伺いましたが、IT技術でドライバーと利用者をマッチングさせるとても効率的な試みだと思います(その後偶然、Uber Foodも見かけました)。
ビジネス動向について話を聞いた際は、ITの個々の技術ではなく、その技術がその先どうやって使われるのかということについて考えさせられました。普段日本で仕事をしていると目の前のことでいっぱいになってしまい、構築したシステムがどう使われるのか、どういうところを変えたらより効率的により良くなるのか、ということまでは考えられずにいました。しかし、IT技術を使うからには何らかの目的があるわけで、それを実現するための手段が技術なのだということを強く感じました。
私は技術者である以上、エンドユーザの望みをかなえられるようなシステム、そしてそれを実現するための技術をもったエンジニアにならなければならないんだと、ひしひしと感じました。Re:Qでも、常日頃から技術を身につけろ、技術を大事にしろと言われ、そのための経験やトレーニングを積む場を与えられてきましたが、改めて技術の大切さを感じる貴重な機会となりました。
ごはん事情
さて、ここからはごはん事情について書きたいと思います。
初日の昼食はデニーズでいただきました。
夕食がステーキの予定だったので、皆さん軽めにサンドイッチなどで済ませていました。私も軽めにしようと思いつつ、美味しそうだったのでパンケーキのプレートを注文しました。しかしこのプレートに思わぬ苦戦を強いられることになりました。。
なかなか写真では大きさが伝えにくいですが、メニュー写真ではワンプレートにすべて収まっていたはずなのに、実際にやって来たのはプレートを占拠するお好み焼きのようなパンケーキと、それよりも大きなプレート一面にのった十分過ぎる量の付け合せでした。なんとか完食したものの、肝心な夕食のステーキは少ししか頂けませんでした。。。
2日目の夕食は人気のレストランだというFISH MARKETで頂きました。
目の前に出されると(嫌いなもの以外)完食しようとしてしまう私ですが、前日の反省を踏まえて、食べきれない分は残させてもらいました。しかし、最後に追い討ちをかけてきたのがデザートのアイスクリームです。
日本でデザートとして出てくるアイスでこんな山盛りなのは見たことありません。4~5個くらい入っていました。付け合せが軽いウエハースではなく、バターたっぷりの重くてチョコレートコーティングされたクッキーなのもびっくりです。
最後の晩はFisherman's Wharfの中で、一番奥にあるオーシャンビューが素敵なレストランでした。
メニューも魚介が中心で、とても美味しかったです。特に牡蠣が濃厚で最高でした。私はお酒があまり得意ではないので、先輩たちがお酒を召し上がるなか、レモネードを頂いてました。このレモネードがとっても美味しかったのですが、全部飲みきる前にウェイターに無言で下げられてしまってガッカリしていたところ、なぜか何も言わずに2杯目が出てきてびっくり。水の代わりにレモネードを飲まれるのでしょうか…?
ちなみにそのレモネードが気に入った私は、プレーンを1本だけ買って帰りました(注文の際に、プレーンかストロベリーか聞かれ、メーカの目星が大体ついていたので助かりました)。更にその後、日本でも注文できないかな~とグーグル先生に尋ねてみたところ、コーラよりカロリーが高いという噂がでてきて唖然・・・ブラウザをそっと閉じました。。
そんなこんなで「おなかすいた」という感想が一切でてこない6日間でした。
帰国当日と翌日はほとんど何も食事がいらないくらいで、その後も食欲不振に陥ったおかげか体型は変わらずにすみました。
まとめ
シリコンバレーは、とても青い空が印象的です。
雲ひとつない快晴というのはこういうのを言うのだな、と実感できる本当に雲ひとつない青空でした。また道路が広く長く、高層ビルもないので、その空の青さ・広さがより際立ちます。
スタンフォード大学の豊かな緑とレンガ色の建物とのコントラストもとても美しかったです。
そんな広々とした、でも厳しい環境の中、昔も今も新しい技術とビジネスが展開されている様を体感できた旅となりました。
帰国直後は日本の蒸し暑さと駅の人ごみに辟易としましたが、
技術者にとっていかに技術が大切か、そしてそれ以外にも感じた様々なことを、日常に埋もれさせることなく、今後の業務に生かしていきたいと思います。
HP Garage. 初心を忘れずに。