皆さんこんにちは!インフラ技術部のH.R.です。
今回は、「Oracle Linux Virtualization Manager Associate(1Z0-1170)」を受験し、無事合格することができました。
OLVMは、ここ数年で仮想化基盤の移行先としても注目を集めている技術です。
しかし、英語での受験というハードルに加え、Oracle公式コースの費用が高額なことから、挑戦を迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回のブログでは、高額なトレーニングに頼らず独学で合格を目指す方に向けて、私の合格体験記とともに学習方法を共有します。
試験概要
資格名:Oracle Linux Virtualization Manager Associate (1Z0-1170)
試験時間:90分
試験方式:CBT方式(テストセンター / オンライン受験)
出題形式:単一/複数選択
問題数:50問
受験言語:英語
合格基準:68%以上(50問中34問以上の正解で合格)
※最新の試験情報はOracleの公式ページをご確認ください。
学習方法
日本語の市販テキストが存在しないため、Oracle公式ドキュメントと実機ハンズオンでのインプットを行いました。
その上で、アウトプットとしてクイズ問題を中心とした演習を行い、理解を深めていきました。
『インプット』
具体的には、Oracle公式から公開されている出題範囲に沿って、公式マニュアルの該当箇所を確認していきました。
学習時に主に参照したマニュアルは以下の2つです。
-
- アーキテクチャおよびプランニング(Architecture and Planning)
- 管理(Administration)
実際の出題範囲と配点比率は以下の通りです。この表をベースに、比率の高い分野を中心に学習を進めました。
| 出題範囲 | 割合 |
| Oracle仮想化アーキテクチャとコアコンポーネントの基本 | 17% |
| OLVMエンジンおよびKVMホストのインストールと構成 | 16% |
| ストレージ・ドメインの構成とネットワーク管理 | 19% |
| 仮想マシンの管理 | 10% |
| ユーザーおよび権限の管理 | 9% |
| 最適化ならびにイベントとログの管理 | 20% |
| OLVMリカバリ管理の実行 | 9% |
また、実機でのハンズオンでは、管理ポータルの言語設定に「英語」を選択しました。
本試験ではGUIのタブ名やメニュー名がそのまま英語で出題されるため、あらかじめ英語画面で操作しておくことで、試験時に画面イメージがパッと浮かび、正解をスムーズに導き出せるようになります。
『アウトプット』
インプットと並行して、実機検証やクイズ演習を中心にアウトプットを重ねました。具体的には以下のステップで進めています。
- 実機(管理コンソール)での操作と設定確認
インプットした知識をもとに、管理コンソールを操作しながら各種設定を確認しました。
英語表現や設定を自分の手で辿ることで、具体的な操作手順のイメージを持って試験に臨むことができました。 - Gemini Notebookを活用したクイズ生成・演習
前述の「公式マニュアル」をGemini Notebook※に読み込ませ、オリジナルクイズを作成して繰り返し演習を行いました。
プロンプト作成時は、「どの出題範囲から問題を作るか」の指示を含めることを忘れずに!
※Gemini Notebook(旧NotebookLM)のAIツールの名称・機能はアップデートにより変更されている場合があります。
英語表現・語彙対策
短期間で総合的な英語力を引き上げるのは難しいため、試験合格に必要な「IT英語の攻略」に絞った対策を2つご紹介します。
- 頻出単語の整理
deploy(展開する)、migrate(移行する)、provision(割り当てる)、prerequisites(前提条件)といった単語は、わざわざ単語帳などで覚える必要はないです。
マニュアルや実機の画面で登場する表現ばかりのため、ハンズオンと問題演習を通して、英単語と画面操作のイメージを自然に一致させていくのが効果的です。 - 設問パターンの把握
あくまで一例とはなりますが、よく見かける設問パターンをご紹介します。
なお、実際の試験では「Which」の形で問われる設問が多く出題された印象がありました。
・Which [名詞] is ...? (どの〜が...ですか?)
例)Which key characteristic describes VM live migration?
Which two steps are required to configure a new storage domain?
・What is the purpose of ...? (〜の目的は何ですか?)
例)What is the purpose of VM anti-affinity rules?
・Why should / can you NOT ...? (なぜ〜すべきですか? / なぜ〜する事ができないのですか?)
例)Why should administrators carefully configure HA priority for critical workloads?
Why can an administrator NOT change the network configuration while the VM is running?
・What does ... typically include? / What is the role of ...? (〜には通常何が含まれますか? / 〜の役割は何ですか?)
例)What does an OLVM engine-backup archive typically include?
What is the role of multipathing with iSCSI storage in OLVM?
まとめ
OLVM資格(1Z0-1170)の概要や学習方法、英語試験の対策についてご紹介しました。
公式マニュアルを読み込みながら学習を進めたことで資格対策としてだけでなく、公式の技術マニュアルを正しく読解する力を養うという意味でも有益でした。
ご自身の学習環境に合わせて、今回ご紹介した学習方法を組み合わせることで十分に合格を目指すことができます。
製品知識はもちろん、英語への対応力を証明できるエンジニアとしての幅を広げる大きな武器になります。
本記事の内容を参考に、皆さんもぜひOLVM資格に挑戦してみてください!
また、当ブログでは既にOracle Linux KVMに関する技術記事も多く上げておりますので、ぜひ併せてご覧ください!
https://www.reqtc.com/blog/oracle-linux-kvm/




