【Oracle AI World 2026 現地参加レポート⑤】なぜ「1+1=3」なのか?OUDI×FDIが解き明かすデータ統合の真価
はじめに
こんにちは、DB技術統括部のK.Kです。
現在ラスベガスで開催されているOracle AI World 2026で受講した「1+1 = 3 with Oracle Utilities Data Intelligence and Fusion Data Intelligence」のレポートです。
データベース関連のテーマではありませんが、1+1で3になる理由を知りたい!と興味をそそられ、
セッションに参加してきました。
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セッション概要
こちらのセッションではセッションタイトルにもある通り、
Oracle Utilities Data Intelligence and Fusion Data Intelligence(以下、OUDI)と
Fusion Data Intelligence(以下、FDI)の2つがキーワードになります。
このOUDIとFDIの2つを組み合わせることによって、公共事業業界にどのような変革をもたらすかというテーマに沿って、
タイトルに掲げた1+1=3(単純な足し算以上の成果を出すことができる)の理由・根拠について解説されました。
・OUDI:OCI上で公共事業者向けに設計されたデータ分析プラットフォーム
・FDI:意思決定を支援するための指標や詳細な分析情報を提供するクラウドアプリケーション
セッション詳細
① 昨今の課題はデータ不足ではなくデータ過多?
データの不足ではなく過多、あるいはデータが別々のアプリケーションに分散してしまっていることによりデータから答えを得るのに時間がかかり、企業が見解をまとめたころには時機を逸してしまうという課題があります。
また、複数のシステムに分散されたデータを手動で連携するためには負担がかかるため、
システム間の連携も一つの課題となっています。
この状況を解消するためには、システムごとに分散しているデータによる摩擦を減らすことが必要で、
摩擦を減らすことにより大きな成果を得ることができます。
そして、この摩擦をなくすために最も容易な方法こそが、OUDIとFDIの統合であり、
2つはデータ分析・DWH用に最適化されたデータベースであるAutonomous Data Warehouse上で統合されます。
② OUDIとFDIの統合
OUDIの業務に特化したデータ(顧客・料金・メーター情報など)に、FDIのバックオフィスデータ(財務・人事・サプライチェーンなど)を組み合わせることで、事業方針を見据えることができます。
以前は、分散している業務データとバックオフィスデータを組み合わせるためにコンサルタントを雇い、意思決定を行うためには膨大なレポートが必要でしたが、OUDIとFDIの統合によってそのコストや時間をかける必要はなくなります。
(事例紹介:電気料金未払い・支援プログラムの特定)
滞納データと世帯エネルギー負担率・送配電マップ等を組み合わせて、該当者を特定し、
該当者に対しては、督促ではなく支援プログラムへ誘導します。
自然言語検索により専門知識がなくてもデータを即座に抽出可能なため、一担当者で対応可能になります。

③ 番外編:質疑応答タイム
セッションの前後でフリーな質疑応答タイムが設けられ、今回のテーマであるOUDIとFDIに関連する内容からAI利活用など、さまざまな内容について皆さんが積極的に質問されているのが印象的でした。
中でも特に印象に残ったお話について共有したいと思います。
質問
「AIに仕事を奪われるのではないか」という人々の抵抗感や懸念についてはどう考えられているか。
回答
AIが仕事を奪うのではなく、AIの利用を拒む人が、AIを使ってより効率的・生産的になった誰かに仕事を奪われることになるだろう。
優れた意思決定には「感情」が必要だが、AIは感情を持たず、AIが持っているのはパターン認識やロジックなため、AIの使い方を理解している人がAIに仕事を奪われることはない。
AIによって奪われる仕事・奪われない仕事と職業・職種で分けて回答されるのかなと勝手に思ったのですが、
AIが人々の仕事を奪うことはなく、AIを利用する人が、AIを拒む人に取って代わるといった回答をされていて、すごく印象に残りました。
私も一エンジニアとして、AIを積極的に利用して、誰かに取って代わられないように精進しようと思いました。
まとめ
セッションを受けるまでは、ビジネスにおいて何か意思決定が必要な際に障壁になるのは情報不足、と考えていたところがありました。
しかし、セッションを通して、実は逆に収集するデータが多く、かつ分散していることが問題だったり、無駄なリソースを割くことになっていると理解できました。
今回は公共事業に関する内容でしたが、AIを利用して必要なデータを統合的に組み合わせて、スムーズで適切な意思決定と企業活動を支援するということで、公共事業だけでなく民間企業にも通ずるお話だと思いました。
現地の様子は、私を含めた参加メンバー4人でSNSを随時更新しております! リアルタイムでお届けしているので、現地の雰囲気が気になる方は是非こちらもチェックしてみてください!
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