はじめまして、中村です。
海外で浮かれた大人たちの散策話が続いたのでここでちょっと趣向を変え、
番外編としてシンガポールでのデータ通信の話をさせていただきます。
データ通信手段の選択
今回の研修旅行が決まってちょっと悩んだのが通信手段の選択。
今私が使っているスマートフォンをそのまま海外に持って行くと以下のようになります。
- 音声通話:可能
- データ通信:不可能
国際ローミング対応機種なのにデータ通信ができないのは、デフォルトでデータローミングがOFFになっているからです。いわゆるパケ死を防ぐためなんでしょう。
でもせっかくのスマートフォンなので何らかの形でデータ通信ができる状態にしたいところです。
そこでこのOFFになっているデータ通信をどうするか、今回の旅程(シンガポール3泊5日)を想定して色々考えてみました。
・データローミング設定をONにする:~8940円(1日最大2980円・3日分)
・海外で利用可能なモバイルWiFiルータをレンタルする:約5000円~7000円(5日間)
・現地のプリペイドSIMを買う:1500円程度(データ通信専用/3日間、別途対応した通信機器が必要)
(注)これらは2013年2月現在の情報です。具体的な金額は渡航先や業者など状況によって
異なるので予めご了承ください。
WiFiルータのレンタルは原則借りてから返すまでの5日分料金がかかります。
他は移動日を除く3日間の利用を前提としました。
検討した結果、結局は一番高いけど一番簡単なデータローミングをONにすることを選びました。
WiFiルータレンタルは、複数人で共有するなら別ですが、短期滞在では期待した程の差が無いのと、
別途会社で数台借りるとのことだったので、自分で借りるのはやめておきました。
プリペイドSIMは、もっとも面倒なので却下。
興味はあるので気が向いたら現地で買うことにしました(結局買いませんでしたが...)。
いざ、シンガポールへ
そして研修旅行に突入、シンガポールに現地時間の朝到着し、
飛行機を降りてスマートフォンを起動してみました。
その時のスクリーンショットがこれです。
キャリアの表示が「STARHUB」となっています。
STARHUBという通信事業者のネットワークにローミングしたようです。
ちなみに自動的に現地の時刻表示になっていました。
自動選択の結果なので電波状況で別の会社が選ばれることもあります。
シンガポールには、STARHUB以外にMobile One(M1)とSingtelという通信事業者があり、
手動で切り替えることもできます。
ただし、加入している日本の通信事業者・利用している機種によって選べない事業者もあるので、
パケット定額料金の適用条件とともに渡航前に確認しておくことをお勧めします。
前述の通り、このままではデータ通信ができないので、ここですぐにデータローミングをONにして、
帰国前日の夜、日本時間午前0時(現地時間23時)より前にOFFに戻しました。
OFFのタイミングをそこにしたのは、1日最大~円という料金は日本時間の午前0時から23時59分59秒までを1日としているからです。0時を過ぎると翌日分の課金が始まってしまいます。
最終日はほとんどがホテル内か帰国のための移動時間でもったいないので、
データ通信は最終日前日までとしました。
ちなみに今回データ通信は、主に地図と無料通話アプリと会社のメールのチェックに使いました。
さて、おいくら?
帰国の数日後、確定した請求額を見てみると、海外パケット通信の料金は7940円でした。
使用量に応じた2段構えの定額制なのですが、3日間のうち1日は1段目の料金内に収まったようです。
これでも想定の範囲内ではありますが改めて見てみると高い(カジノの負けよりは少額で済んでますが...)。
スマートフォンに変えてから初の海外なので、それ以前と比較してもしょうがないですが、
今まで海外旅行で使った通信費の中で一番高額でした。
それでも定額ということで、時間を気にせずに無料通話や、遠慮なく地図の参照、検索ができました。
結果、現地の友人に会うための連絡や、お土産を買いに行く移動手段の下調べ、仲間とはぐれた時の連絡など色々重宝したので良しとしました。
状況が異なれば最適の基準が変わるし、今後もっと手軽で安い料金プランが出てくるかもしれないので、今回の例はあくまで参考程度と考えてください。
以上、口直しの番外編の割に長くなってしまったのでこの辺で失礼します。