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資格のお話

こんにちは。人事の松尾です。

シニアコンサルタントの関根が先日こんな話を投稿しました。

ORACLEの資格と新人のお話

資格に関しては、色々議論されるところですよね。

私もキャリア採用の場面などにおいて、
「資格取得についてどのようにお考えですか?」とご質問頂くことがよくあります。
ということで、今日は資格についてお話します。

資格について

 
まず大前提として、
「資格を持っている=仕事ができる」とは、全く思っていません。

では、資格は無意味なのか!??…というとそうでもありません。
当社では資格の取得について以下のように考えています。

それは、

実務で網羅できていない部分を知識で補強し、技術を体系的に修得するため
です。

これまで多くの方にお会いしてきた私の経験から言うと、実務でOracleの設計から構築、チューニング、バックアップリカバリなどを幅広く、かつ、豊富に経験されている方は極少数です。

設計・構築は目をつぶっていてもできるほど(あくまで例えです)経験はあるものの、運用フェーズに入った後の性能劣化に伴うチューニング経験はないとか、バックアップは定期的にとっているけれど障害発生時のリカバリは経験がない(システム的にそういう事態になっていないならそれが一番ですが)など。また、構築1つをとっても規模やシステムの性質などにより構成はかわりますね。そうなると、Single構成の構築は沢山経験してきたけれど、RAC経験はありませんとか。

そういった実務での経験の偏りを知識で補い、体系的に修得するのに資格は有効だと考えています。

上記のような考えにつき、当社には「この資格をもっていれば毎月●円支給」というような資格手当はありません。しかし、受験費用(合格時)や資格認定に必要な研修受講などのサポートは積極的に行っています。

新入社員の資格について

 
ここからは、新入社員の資格にまつわるお話です。
当社の新入社員には、漏れなくORACLE MASTER Bronze Oracle Database 11gの取得を目指してもらいます。

新入社員はそもそも実務経験がありません。

そのため、その主な目的は、

 ・業務を遂行するうえで必要な最低限の知識を身につける
 ・知識はあるということを他者が認識できる状態(資格)にする

です。

まず、前者について。
「資格を持っている=仕事ができる ではない」と冒頭でお話しましたが、新入社員は「仕事ができる・できない」以前の状態です。最低限の用語や仕組みを知らないと、先輩に指示された仕事内容の理解は愚か、会話もままなりません。

次に後者について。
実務経験がないのであれば、次に求められるのは知識です。前述のように会話もままならないようではお話になりません。その「知識を有していること」を証明できるものが資格になります。それにより、当社の関根が言う「プロジェクトに参画しやすくなる」という効果もあります。

いずれにせよ、新入社員にとっての資格取得は、実務経験を積むための第一歩と考えています。

あと、全く異なる観点からの目的もありますが、それはまた別の機会にでもお話したいと思います。

最後に

 
個人的には前述の内容に加え、新しいことに挑戦するチャンスを得るため、これまでの経験・知識を整理するため、といった意味でも資格の取得はある一定効果があると考えています。前者は、資格の取得以外にも手段はあると思いますが、いずれにせよ、予め準備をしている人に多くのチャンスは訪れるものだと思います。

さてはて。皆さんはどのようにお考えですか?

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