【Oracle AI World 2026 現地参加レポート⑦】Oracle AI Data Platformで変わる企業AI活用:Ontology自動生成とOracle Semantic Reasoning Engine
はじめに
こんにちは、DB技術統括部のK.Kです。
ラスベガスにて開催中のOracle AI World 2026において、AI Data Platformに関するセッションを受講してきたので、
内容をピックアップして共有したいと思います。

セッション概要
今回のセッションはOracle社で製品管理担当GVPを務めているGabby Rubin氏が登壇され、
AI Data Platformの全体像や最新のアップデート情報が紹介されました。
企業のAI活用における明暗の分かれ道
① AI活用における課題
企業がAI活用を推進するにあたっては、以下の課題があると挙げられていました。
コンテキスト(文脈)がない状態でAI利用を進める
AIにデータを渡しただけの状態になっていると、同じデータを参照している場合でも、
各ユーザがどのような指示を出したか、どのような聞き方をしたのかによって出力結果にばらつきが出る複数エージェントが存在することによって起きる不整合
エージェントを導入することで、コンテキスト、計算方法などの分析手法やアクセス制御を組み込むことができるが、
複数のエージェントを作成すると、設定の異なる「個性」を持ったエージェントが乱立することになる
その結果、出力結果に不整合が生じる
② Ontology自動生成とOracle Semantic Reasoning Engine
①で挙げた課題に対する回避策として、Ontologyの重要性やOracle Semantic Reasoning Engineについて言及されていました。
AI活用において重要となるOntologyですが、構築するには膨大な時間がかかってしまうため、 ユーザでも容易に構築できるよう「AI Discovery」というAIエージェントが開発されました。
AI Discoveryは、Oracle AI Data Platformに集約したデータベースやオブジェクトストレージ、 データセットなどのナレッジから、Ontologyの土台を自動で生成してくれます。
ユーザはAI Discoveryが生成したOntologyのレビュー、修正、承認を行うだけでよくなるため、AI活用をユーザ主体で推進していけるようなサービスを一貫して提供したいという、開発チームの心意気のようなものを感じました。
また、新機能としてOracle Semantic Reasoning Engineが開発されたことにより、ユーザの意図を解釈し、
Ontology内の適切なエージェントを特定、実行計画を組み立ててから推論を立てることでハルシネーションを抑制することができるとのことでした。
まとめ
企業がAIを有効に活用するにあたっての課題を解消するために、Oracle AI Data Platformとして、
様々な機能が開発・提供されていることがよく分かるセッションでした。
今後もAI関連の新機能やアップデート情報を継続してキャッチアップしていきたいと思います。
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