1. 初めに
前回の投稿では、「RiverMeadowのアーキテクチャー/HPE Morpheus VM Essentials への移行検証実施」について、VMベースとOSベースの2つの移行方式と、それぞれの特徴を解説しました。
また、弊社で進めている HPE Morpheus VM Essentials Software(HPE VME)環境への移行検証についても触れ、移行プロセス全体の流れをイメージしていただけたかと思います。
今回のブログでは、RiverMeadowを利用するうえで必ず押さえておきたい 通信要件について紹介します。
RiverMeadowは、Migration Applianceを中心に複数のコンポーネントが連携して動作するため、どのタイミングでどの方向に通信が発生するのかを理解しておくことは、移行を成立させるための必須要件です。
また、RiverMeadowの移行方式には、OSベースとVMベースの2つの動作モードがあり、これらのモードによって通信の流れや必要となる接続要件が異なります。次のセクションでは、それぞれの動作モードの移行時にどのような通信が発生するのかについて分かりやすく解説していきます。
2.通信要件
VMベース
VMベースではOSに触れず、vCenterと連携して仮想マシンを丸ごとコピーします。
そのため、必要となるのは、Migration ApplianceやSource Worker間の通信など、ハイパーバイザー間の通信が中心になります。
RiverMeadowのVMベース移行に必要なネットワークの通信要件を表で示したものが以下になります。

OSベース
OSベースでは、Migration Appliance が移行元 OS に直接アクセスし、リモートスキャンやエージェントの自動展開、データ転送を行います。 そのため、WindowsならSMBやWinRM、LinuxならSSH といったOS固有の通信ポートを開放する必要があります。
さらに、OSベース移行では移行先基盤側で Target Workerと呼ばれる移行専用の仮想マシンが一時的に起動します。
Target Worker は移行元基盤側のエージェントから送られてくるデータを受信し、ターゲットディスクへ書き込む役割を持ちます。
RiverMeadowのOSベース移行に必要なネットワークの通信要件を表で示したものが以下になります。


3.最後に
RiverMeadowによる移行では、Migration Applianceを中心に各コンポーネントが適切なポートで連携し合う必要があります。
事前に通信経路やファイアウォール設定を確認しておくことが、移行をスムーズに進めるための重要なポイントです。
次回は、通信要件を押さえたところで、いよいよ具体的な構築手順や動かしてみた際のリアルな検証レポートをお届けする予定です。ぜひ楽しみにお待ちください!




