RiverMeadowのアーキテクチャー/HPE Morpheus VM Essentials への移行検証実施
1. 初めに
前回の投稿では、クラウド移行自動化ツール「RiverMeadow3月より検証開始のお知らせ」の検証開始についてご紹介しました。 まだご覧になっていない方は、ぜひチェックしてみてください。
さて、前回のブログでも触れましたが、弊社では実際にHPE Morpheus VM Essentials Software環境への移行検証を実施しております。(以降はHPE VMEと略す) 今回は、これまでに得られた知見も踏まえつつ、RiverMeadow のアーキテクチャーについて詳しく解説していきたいと思います。

2. RiverMeadowのアーキテクチャー解説
RiverMeadowは、移行元の環境や要件に合わせて「VMベース」と「OSベース」の2つのアーキテクチャーを選択できます。 これらはデータの移行方法が根本的に異なります。 ここでは、2つの違いについて紹介します。
3.移行方式の比較表

4. 移行のフロー
VMベース
ステップ①:Migration Applianceのデプロイ
移行先の基盤にMigration Appliance をデプロイします。
ステップ②:Source Workerのデプロイ
Migration Appliance が、移行元の基盤にSource Workerを自動的にデプロイします。
ステップ③:RiverMeadow Platform と通信開始
Migration ApplianceとSource WorkerがRiverMeadow Platformと連携し、移行準備を整える。
ステップ④:移行対象仮想マシンの情報収集
移行元の仮想基盤から移行対象仮想マシンの構成情報を取得し、移行可能か事前チェックを実行します。
ステップ⑤:スナップショット作成
移行元仮想マシンのスナップショットを作成しSource Worker がマウントします。
ステップ⑥:データ複製
スナップショットのデータを Migration Appliance へ転送し、移行先の基盤にクローンを作成します。
ステップ⑦:差分移行(必要に応じて)
変更分だけを同期し、切り替え時の停止時間を最小化します。

OSベース
ステップ①:Migration Applianceのデプロイ
移行先の基盤に Migration Appliance をデプロイする。
ステップ②:RiverMeadow Platform と通信
Migration Appliance が RiverMeadow Platformと通信し、移行管理を行う。
ステップ③:属性の収集と事前確認
移行元OSにエージェントが自動投入され、OS・ディスク・ネットワークなどの属性を収集。
取得した情報を基にプリフライトチェックを実施する。
ステップ④:移行専用仮想マシンの生成
移行先クラウド上に、データ受け取りと複製処理を行うための移行専用の仮想マシンが自動作成される。
ステップ⑤:データ複製
移行専用の仮想マシンが移行元に接続し、圧縮+TLS暗号化でデータを転送します。
ステップ⑥:最適化と起動
不要なドライバを削除し、ドライバのインストールを行い、移行先の環境に仮想マシンを最適化します。

5. 終わりに
今回は、RiverMeadowのアーキテクチャーについて概要をご紹介しました。 弊社では現在、HPE環境への移行に向けた検証を進めており、実際の移行プロセスで得られる知見や注意点、RiverMeadowを活用する際のポイントなどをより実践的な内容を今後のブログで順次お伝えしていく予定です。 RiverMeadowを活用した移行の具体的なイメージを深めていただけるよう、引き続き分かりやすく情報を発信してまいりますので、ぜひ次回以降もご覧いただければ幸いです。



