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月別アーカイブ: 2012年12月

Re:Q自転車部設立!!・・・に向けての第一歩 (Myチャリを語る)

Re:Qのエンジニア、”RED-31″です。今回は、シクロクロスと愛車のお話しをさせて頂きます。

シクロクロスって何ぞや!!

 
まずは、前回詳しくご説明できなかった「シクロクロス」について。

シクロクロス(※1)は、ロードレースから枝分かれしたオフロードレース用(※2)の車種です。
ロードレーサーにマウンテンバイク(以下、MTB)の要素を入れ込んだ構造を持っています。


(※1)シクロクロスは自転車競技を指すこともあれば、その自転車競技用に最適化
    された自転車を指すこともあります。ここでは後者を指しています。
(※2)ロードレースは主に(アスファルトなどの)舗装された道路をロードバイク
    で走るのに対して、オフロードレースは未舗装の道なき道を走ります。

特徴的なのは、まずはタイヤ幅。
ロードレーサーの主流が「18~23mm」程度ですが、シクロクロスは「25~35mm」が使用されます(協会の規格により使用できる幅が違います)。
 
お次はブレーキ。
ブレーキは、主にMTBに使用される泥詰まりしにくいカンチレバーブレーキが使用されます。
ギア比も軽めがセットされ、スピードよりも操作性とパワーが重視される形です。

なぜそんな構造なのか・・・?
 
それはシクロクロスがオフロードレース用と先に触れたように、コースが砂浜や泥道、山道という悪路を走行するからです。さらにシクロクロスレースは人工の障害物(柵、階段など)が設置され自転車から降りて、担いで障害物を越えたりもします。

もっと興味がある方は、動画サイトで"Cyclo-cross"と検索してみてください。
凄い過酷なレース模様がみられると思います(もう泥だらけです...)。

My チャリ

 
私のシクロ車(前回お伝えしましたが、ベルギー製のRIDLEY X-BOWです!)はどうなっているかというと、タイヤ幅は「35mm」で、勿論カンチブレーキです。
         タイヤ幅35mm

    ロードバイクといえどもチャリ(自転車)であり、とっても愛着をもっています。
    ゴツゴツしたMTBの様なタイヤ・・・この写真でわかりますかね?

実際に走ると、ロードレーサーの様に軽快なスピードは出にくいのですが、タイヤの太さから来るハンドリングの安定性と多少の悪路や段差をものともしない強さがあるのです。

タイヤが細いロードレーサーに乗り慣れないうちは、街乗りを行うとまずパンクは避けられません。ハンドル操作も難しいですし、ちょっとの段差でもすぐにパンクしてしまいます(慣れてくると危険な段差を予知することや、体重移動等のテクニックで避けられますが・・・)。

本格的なレースやスピードを求めない方、街乗りが主という方にはおススメな車種だと思います。

また、変速機とシフター(ギアを操作する機械)は【シマノ105(入門ベーシックグレード)】で、カセットスプロケット(歯車が何段も重なっているもの)が【シマノTIAGRA(入門下位グレード)】です。
ちょっとアンバランスな感じですが、軽くて坂も楽々です!
とはいえ、ゆくゆくはカセットも105かDURA-ACE(上位グレード)に変えたいと考えています。
このままのスペックだと、パワー不足が否めない感じなのです。

SHIMANO105

 

それにしても、やっぱりチャリはいいもんですね!

(ここだけ?の話)最近は「仕事≦自転車」なほどチャリ熱が高じる一方の"RED-31"ですが、
 今年も残りわずか・・・仕事も気合をいれていきます!!

だいぶ長くなってしまったので今回はこの辺りで。
次回もMyチャリをメインで語らせてもらいます。笑

では、またの機会に。 See You Again!!

Re:Q自転車部設立!!・・・に向けての第一歩 (Myチャリを語る)

クラスタ・データベースのおはなし

 
こんにちは。Re:Qの宮崎です。
今回は、RAC(Real Application Clusters)を説明する際に非常に重要な概念であるクラスタ・データベースについてお話しします。

まず普通のデータベース(シングルインスタンス)を見てみましょう。


インスタンス君は非常に仕事熱心で、24時間休まずに働き続けます。
しかし、そんな彼でも急に熱が出て倒れてしまうことがあります。 

そうなってしまうと困るのはユーザです。インスタンス君が倒れている間は誰もデータベースに読み書きすることができないため、システムダウンに陥り業務に支障をきたします。

この問題を解決するために、「インスタンス君が二人以上いれば、一人が倒れても残った人が頑張ればデータベースは動き続けるよね」という発想が出てきます。これがクラスタ・データベースの概念です。

クラスタ・データベースは、複数の独立したサーバを相互に接続し、ひとつのクラスタを構成することで、あるノードが停止しても別のノードが動いている限り、全体のシステムが停止することなく稼働し続けることを可能にします。

言い換えると、高可用性を実現しているわけです。

 

 

クラスタ・データベースと一口に言っても、一般的に複数の構成方法があります。
代表的なものは、共有ディスク構成非共有ディスク構成HA構成の三種類です。

OracleのRACは、共有ディスク構成をとっています。

一般的な共有ディスク構成とは次のようなものです。
すべてのノードから等しく到達できる共有ディスクに、データベースのデータを配置します。データベースの透過性が実現されており、ユーザやアプリケーションサーバがデータベースを利用する際、各ノードによって違うデータが見えたり、操作方法が変わったりのような現象が起こらないようになっています。また、クラスタを構成するノードは、並列構成かつすべてアクティブとなっており、すべてのノードでユーザやアプリケーションサーバなどからの依頼を処理することで、全体で負荷を分散しシステム停止を防止します。

これを図解したものが前回出てきたこの図です。

一方、共有ディスク構成の欠点として、ディスクI/Oが原因で、1から2、2から3へとノードを追加した時に、必ずしも追加数に見合った性能になるとは限らない点があります。また、共有ディスクが、その部分に障害がおこったとき、システム全体が停止してしまう単一障害点になってしまうこともあげられます。

なお、先程OracleのRACは共有ディスク構成と言いましたが、一般的な共有ディスク構成と同じかというと、そういう訳ではありません。OracleのRACは独自の技術をもって、先に挙げた2点の短所を克服しています。(続く...)

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