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Oracle KVM案件が増えています。

こんにちは!営業部のNです。

最近ですがOracle KVM案件のお客様からの相談が増えているので、なぜなのか営業的に分析してみようと思います。

そもそもOracle KVMとは?

Oracle KVMは、Kernel-based Virtual Machineの略で、Linuxカーネルをベースにした仮想化プラットフォームであり、Oracle Linuxに組み込まれています。
Oracle LinuxはOracleが提供するLinuxディストリビューションであり、ライセンス料金が発生せず、必要に応じて有償サポートの提供を受けることもできます。

これにより高機能な仮想マシン(VM)と仮想環境管理を低コストで作成、管理、運用できます。

仮想化製品としてのOracle KVMで競合にあたるのは、VMware vSphere/ESXiMicrosoft Hyper-Vですが、なぜお客様はOracle KVMを検討するのか!?

ライセンス費用を抑えることができる!

一番多い理由はOracle製品のライセンス規則によるものです。詳細は後述しますがOracleがHard Partiotionを認定する唯一の仮想環境であるためオンプレミス環境のOracle製品のライセンスコストを抑制できることが理由です。

ライセンス図.png

VMware上で利用していたOracle DBの更改、ベアメタルサーバー更改後の搭載最低サーバーコア数が契約ライセンス数を上回る場合などに検討しています。

ではなぜ当社に相談いただけるのか!?
Oracle KVMを選定したお客様が、既存のベンダーさんに相談するようですね。

ただ、Oracle KVMの構築実績がある会社や担当が非常に少ないらしく、おかげ様で引き合いをいただいている状況です。

採用決定後のOracle KVM導入に際して、製品や環境固有の問題が発生することが良くあります。
発生した問題に対して、お客様のご協力をいただきながら弊社内の検証環境、Oracleサポートを活用して問題を解決するところをご評価いただいています。
さらに当社は、Oracle KVM上にOracle DB RAC構成の構築までトータルで対応可能です。

最後に

途中から当社サービスの紹介になってしまいましたが、私が営業ということもあるのでお許しください。

当社は特定の製品にこだわらず、インフラサービスに特化した会社なので仮想基盤であればOracle KVMだけではなく、VMware vSphere/ESXiMicrosoft Hyper-Vも対応可能です。

なにかお困りごとがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!

※<OracleDB EEライセンス> OracleドキュメントおよびQAから抜粋
・総コア数に「適用係数」を乗じた数(小数点以下端数切り上げ)が必要ライセンス数となります。
・オラクル社ではサーバー上のCPUを仮想的に分割する機能をHard Partitioning とSoft Partitioningの2つに分類しています。そのうち、Hard Partitioningに該当する場合には、オラクル製品がインストールされる(又は稼働する)プロセッサ分をライセンス対象とすることを許諾しています。オラクル社がHard Partitioningと認めている技術はPartitioningガイドで随時公開しています。
・Oracle Linux KVMもしくは Oracle VM Serverは、以下の文書で示す限りにおいて、HardPartitioning テクノロジーとして使用することができます。
Oracle Linux KVM。以下の文書で、特定のコアが割り当てられている場合。
http://www.oracle.com/a/ocom/docs/linux/ol-kvm-hard-partitioning.pdf
・VMware、Hyper-VなどはSoft Partitioningの分類となり、Oracle製品がインストールされる(又は稼働する)物理サーバーに搭載されている全ての物理プロセッサがライセンスカウントの対象となります。

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