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【OLVM】Grafana、使用していますか?

Grafanaって何?

インフラ技術部のIです。

Grafana、皆さん知っていますか?
(私はこのOLVMを触るまで知りませんでした...。)
今回はそのGrafanaについて、簡単に機能を紹介していきます。

Grafanaとは、データの可視化と監視を行うためのオープンソースのツールです。
主にリアルタイムのデータをインタラクティブなダッシュボードで表示することができ、ユーザーがシステムのパフォーマンスやリソースの使用状況を一目で把握することが可能となります。

Grafanaは多くのデータソースと連携することができ、カスタマイズ性が高く、ユーザーが自身のニーズに合わせた
ダッシュボードを簡単に作成・共有することができます。

OLVM(Oracle Linux Virtualization Manager)環境でも、Grafanaを活用することで仮想マシンやホストのパフォーマンスデータを効率的に監視し、運用管理を強化することができます。
これにより、システムの安定性と効率性が向上します。

[OLVM環境]Grafanaへの接続

OLVM環境では、以下のいずれかでGrafanaへ接続することが出来ます。
①URL"https://<ホスト名>/ovirt-engine-grafana/"を直接入力

②OLVMログイン画面の"監視ポータル"を選択
1.jpg


③OLVMダッシュボードのMonitoring Portalを選択

2.jpg

ログイン後は、以下の様な画面が表示されます。
3.jpg

Grafanaで出来ること

今回はGrafanaで出来ることの一部を紹介いたします。

① ダッシュボードの作成
データを視覚的に表示するためのダッシュボードを自由に作成することが可能で、オリジナルのダッシュボードを作成できます。
※ダッシュボードは、複数のデータや情報を一つの画面にまとめて表示します。
4.jpg

OLVMでは、デフォルトのダッシュボードが用意されておりますが、oVirt用のダッシュボードがGithubに用意されており、
それらをインポートするこも可能です。
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②リアルタイムモニタリング
KVM、OLVM、および仮想マシンなどのパフォーマンスやリソース使用状況をリアルタイムで監視できます。
6.jpg

③ アラート設定
特定の条件に基づいてアラートを設定し、異常が検出された際に通知を受けることができます。
7.jpg
また、通知先としては以下を設定することが出来ます。
8.jpg

④ データのCSVエクスポート
表示しているデータをCSV形式でエクスポートすることも可能となっています。
9.jpg

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回の記事では、OLVM環境で活用できるGrafanaについてご紹介しました。
英語表記という所が難点ではありますが、システムのパフォーマンスやリソース使用状況を視覚的に把握し、
運用管理を効率化することができますので、利用してみてはいかがでしょうか。

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